「完全自動更新するサイトで、アフィリエイト収入が得られるものか、ちょっと試してみたくなって、試作サイトを作ってみたよ」
「どんなサイト?」
「とりあえず18禁のエロサイトだ」
「なぜエロ?」
「ある程度利用者のストライクゾーンが広そうだったからだ」
「なんかエッチな絵とか言葉がいっぱい出てくるよ」
「一応、用語だけはネットからかき集めてリストを作成した。だから趣味じゃない用語や、意味を知らない用語まで含まれている」
「絵とか写真は?」
「全部AmazonのAPIで取得している」
「他人のふんどしじゃん」
「そうそう。Amazonの売れ筋商品ソートで情報を取得しているから、Amazonの売れ筋の変動に伴ってラインナップも変化していく……はず。出てくる絵も変わっていくはず」
「あとで訪問すると違った内容かも知れないってことだね」
「そうそう。再訪する価値があるサイト。でも管理に人手は一切使わない」
「ところで、エロ用語とは思えない言葉もあるのだけど」
「そのような言葉を選んでもエロ商品しか出てこないようになっている」
「なぜ?」
「そういう検索条件を付けているからだ」
「つまり、これは健全商品、これはエロ商品、といちいち人間が識別しなくても自動的にテーマに沿った商品しか出てこないわけだね」
「逆にいえば、それをやりやすいのでアダルトサイトにしている、という側面もある」
WikiPediaの問題 §
「商品情報だけではつまらないので、横にWikiPediaの簡易情報が出るようにしたのだが、WikiPediaのSimple APIを使うと情報が取れたり取れなかったりする。ちょっとがっかり」
「理由は?」
「不明だ。何が悪いのかも分からない。不安材料はいくらでもあるし」
「ひぇ~」
製作期間 §
「製作期間はどれぐらい?」
「丸一日はかかっていない」
「かなり早いね」
「ちなみに、内緒の管理画面があって、ソースを書き換えなくてもキーワードの一覧を編集できるようになっている。カテゴリ分けも変更できる」
「それも含めて丸一日はかかっていないの?」
「そう。全部込み」
「キーワードの一覧はどこに保管しているの? SQL Server?」
「Azureのストレージのブロブ」
「Azureで動いてるの?」
「そう」
感想 §
「感想は?」
「拡散希望」
「おいおい。それは感想じゃないだろう」
「拡散してくれないとアフィリエイト収入が増えない」
「それで生活する気かい?」
「生活なんて無理。せいぜいAmazon商品券で本が買えるか、というレベルだろう」
「志が低いぞ」
「手間を掛けてないからな」
「ぎゃふん」
「まあ、そういうわけで、アダルト検索 大巨獣エロガッパは拡散希望だ」
もうちょっとだけ §
「大まじめに聞くが、このサイトの実用性ってどうなんだよ」
「そうだな。昔流行った漫画家の名前とかをクリックすると、1円で売ってる古書とかすぐ出てくるぞ。流行を追いかけないなら、割と安く本が買える」
「おいおい。安い商品を買われたら君のアフィリエイト収入が減るだろう」
「しまった~!」
「間抜け。とても間抜けなこいつのアフィリエイト収入が増えそうもないアダルト検索 大巨獣エロガッパは拡散希望だそうだ」